Geometric pattern

2024.01.26

長野県　霧ヶ峰高原

長野県の南部では富士山が見えるポイントがいくつかある。

西日本で生まれ育った私は富士山に馴染みがなく、憧れも強い。

しかし、山梨や静岡から見る富士山はあまりの迫力に圧倒されてしまい、恐怖すら感じてしまう。

その為、長野や、東京など、100キロ程離れた地から見るのが好み。

ここもその一つで、富士山と霧氷を絡めて撮るカメラマンが多く、私もそれに憧れてこの地へ訪れる。

今季も4日間の山籠りを2度遂行したが、理想のシチュエーションには出会えず。

 寒波も相まって夜は-20℃前後になる。

活動期間中は暖をとり、活動がなんとかできるが、睡眠中は節約も兼ねて暖を切る。

朝になると車内は-7℃になる事も有り、窓ガラスには霜華と呼ばれる幾何学模様が現れる。

苦しくも美しい瞬間に動揺する。

みなさんにより良い一枚を届ける為に汗だくで朝から晩まで歩き続ける。

 人生を賭け、絶景を求めた末に見えた景色。

好評発売中。

A4～A0までの5種類をそれぞれ1点ずつ販売します。

珍しい自然のアートでお部屋を彩ってみてはいかがでしょうか。